2023年8月25日、世界選手権の女子やり投げで北口榛花(きたぐちはるか)選手が金メダルを獲得しました!
男女の投てき種目において、ハンマー投げの室伏広治選手に次いで、女子では初の金メダル!
試合の合間に、カステラやハイチュウを食べていたと話題になり、
そこに、金メダル獲得の秘密が隠されているのかと気になり調べてみました!
また、チェコ人のコーチの指導の元で練習を積んでおり、
北口榛花選手とコーチの二人三脚も金メダルの要因となっているようなので、
チェコ人のコーチとの関係についても調べてみます!
皆さん一緒にみていきましょう!
北口榛花選手のプロフィール
北口榛花(きたぐちはるか)選手
1998年3月16日生まれ、25歳(2023年現在)
北海道旭川市出身
3歳で水泳を始めて、小学校ではバドミントン(全国大会で団体優勝)
中学校までは水泳とバドミントンを両立していました。
水泳に専念しようと思っていた高校生の時に陸上クラブの顧問に誘われて陸上競技を始めたそうです。
入部してから2ヶ月でやり投げの選手として頭角を現し、2年生の時には全国大会で優勝していたようです。
2016年4月には日本大学スポーツ科学部競技スポーツ学科に入学、
2020年4月には日本航空(JAL)にアスリート社員として入社、
やり投げの女子日本記録保持者で、
今回の世界陸上では世界ランキング1位の金メダルに一番近い選手として出場しています。
クイズ番組、カステラ、大福が好きな甘党で、笑顔の可愛らしい方ですね!
北口榛花選手と金メダルとカステラ
今回、北口榛花選手が3投目を終わった時点でカステラを食べている姿がテレビに映り、話題となりました。
なぜ北口榛花選手がカステラを食べていたのか、金メダルとカステラの関係を調べてみると、3つの理由が分かりました!
ゲン担ぎのため
最初の日本記録を出した時にカステラを食べていて、それからゲン担ぎのためにできる限り食べるようになったそうです。
おそらく、日本記録を50cmも超えて日本記録を塗り替えた2019年5月(当時21歳)の大会の時からではないでしょうか。
北口榛花選手の両親からの差し入れ
今回、ハンガリーのブダペストで行われた世界陸上。カステラは日本発祥の和菓子ということで、
ハンガリーでどのようにカステラを手に入れることができたのかというと、
北口選手の両親が北海道から現地に来られる際に、海外の試合でも食べられるようにと差し入れでもってきてくれたそうです。
日本から遠く離れたハンガリーでもカステラが食べられたのは、北口選手の両親のおかげだったのですね。
北口榛花選手のお父さんは、ホテルのパティシエをしていて
栄養補給に最適な食べ物
スポーツ選手がエネルギー補給に食べる食べ物としてバナナやゼリー飲料などが有名ですが、
カステラも小麦粉や砂糖など糖分が多く、バナナよりも消化がよいため、エネルギー補給には最適だと言われています。
北口榛花選手は、すぐエネルギーになって、エネルギーの持続力もあり、消化に良いカステラを補食に選んでいるようですね。
競技や種目によっても最適なエネルギー補給の方法が違っていて、アーチェリーや射撃などの精密さが求められるような種目の選手は
精神を落ち着かせるために、糖分やカフェインを控える傾向があると言われています。
私も陸上競技の長距離選手だったので、競技中の補食の大切さがよく分かります。
高校生の時は、1日に800mの予選と3000mの決勝など、1日に2本走らないといけないタイムテーブルの時もあり、
エネルギー切れでも良いパフォーマンスができず、反対に食べ過ぎてもパフォーマンスが悪くなったりするので、
食べる物と食べるタイミング、食べる量は常に意識して良いタイムが出た時の食事は参考にして次の試合に生かしていましたね。
ちなみに、私が好んで食べていた補食はカロリーメイト(チョコ味)でした。クッキー感覚で試合の合間に好んで食べていました(笑)
世界レベルで活躍される選手の皆さんは食事においても、努力や工夫をされながら、素晴らしいパフォーマンスにつなげているのではないかと思います。
北口榛花選手の金メダルとハイチュウ
北口榛花選手の金メダルと同時に話題になったのはカステラだけではありません。
「ハイチュウ2個」も話題となりました。
金メダルとハイチュウとの関係を調べてみたところ、
ハイチュウ2個食べたのは、北口榛花選手ではなくて、コーチのデービット・セケラックさんでした。
そして、ハイチュウは2個ではなく2本です。と北口榛花選手が訂正してくれています。
どうやら、デービット・セケラックコーチが試合後のインタビューに対して「ハイチュウ フタツ!」
と興奮気味に発したことが話題になったようです。
コーチがハイチュウを食べるのはストレスが溜まっている証との事で、もどかしさでハイチュウを食べる手が止まらなかったのでしょう、
コーチは最後の1投まで気が気ではなかったのだと思います。気が付いたら1本12個入りのハイチュウを2本食べきっていたということなのでしょう。
何味を食べていたのかは明らかになっていませんが、
コーチの手に汗握る心情がハイチュウ2本食べきったところから伝わってきますよね。
北口榛花選手のコーチはチェコ人!
そんなハイチュウ2本食べきった北口榛花選手のコーチはチェコ人のデービット・セケラックさんです。
北口選手とコーチとの出会いは2018年11月の北口榛花選手が大学3年生の時でした。
北口榛花選手は日大の元助教授だった村上幸史さん(2009年世界選手権やり投げ銅メダル)に指導を仰ごうと、日大に入学したのですが、
2017年に村上幸史さんが退職されたことにより、突然のコーチ不在という不運に見舞われ、
コーチ不在で不安の中、北口榛花選手はフィンランドで開かれた世界の指導者や選手が集まり、意見交換する場に参加したそうです。
そして、現在のコーチであるデービット・セケラックさんにその場で「コーチをしてくれませんか。」と頼み込み、帰国後もメールでやり取りを続けて、
2019年2月にはコーチとして指導してもらえるようになったそうです。
チェコは男女ともにやり投げの世界記録をもっている国で、北口選手にとって、なくてはならない環境だったのかもしれません。
やり投げで世界一を目指すという目標一つで、フィンランドまで出向き、言葉も通じない中で、直接交渉してコーチをしてもらえるまでこぎつける、北口榛花選手のこの行動力はすごいなと思いました。
今ではチェコ語でインタビューの受け答えもできるようになっていて、その努力や熱意にコーチも心を打たれたのだと思います。
デービット・セケラックコーチも「まさかチェコで練習したいと連絡してくるとは、当時思いませんでした」と話しています。
出会った頃の北口榛花選手の印象については
「元気で大柄な女の子だな」
迷える表情の中にもはつらつとした印象を抱いたが、同時に「彼女は何か不思議なものを持っている」と引き寄せられた。
「彼女はとても明るく、ポジティブなエネルギーを発散していました」
「柔軟性を発揮できる」
引用元:日刊スポーツ
となどと言われており、北口榛花選手の才能を見抜いて指導にあたることを決めたのだと思います。
デービット・セケラックコーチにとっても突然のことで戸惑いもあったのかもしれませんが、
お互いに金メダルを目指し、信頼し合える関係を築きながら、4年間一緒に歩んできたものが形になった金メダルだったのだと思います。
北口榛花選手のまとめ
今回、北口榛花選手が競技中に食べていたと話題になっていたカステラとハイチュウと金メダルの関係を調べてみました!
またチェコ人であるコーチについても調べました!
北口榛花選手が競技中に食べていたカステラは、
栄養補給のために、ゲン担ぎで毎回食べるようにしているものでした。今回は、両親が差し入れてくれたカステラを食べていました。
ハイチュウはコーチであるデービット・セケラックさんがストレスを感じた時に食べているそうで、
試合中にもどかしくなり、ハイチュウ2本も食べたという話でした。
北口榛花選手はフィンランドに出向き、直談判でコーチをお願いして指導をしてもらえるようになりました。
デービット・セケラックコーチは北口榛花選手の才能を見抜き、コーチをされています。
パリ五輪への出場権も獲得し、今後の活躍が楽しみですね!応援しています!
コメント