2025年6月12日、インド西部のアーメダバード発、イギリス・ロンドン行きの旅客機が
離陸直後に墜落するという痛ましい事故が発生しました。
乗員乗客242名を乗せてエアインディアを出発した飛行機には6歳の女の子や
イギリスに留学予定だった学生28人らも搭乗しており、1人の生存者以外は墜落事故の犠牲となりました。
また、墜落現場は住宅密集地で医科大学の学生寮の建物の上だったと報じられており、
さらに多くの学生が巻き込まれている可能性もあるようです。
そんなインド・エアインディアの飛行機墜落事故の原因とは何だったのでしょうか。
墜落事故の原因は、早急に明らかにしなければいけない問題です。
そして、今回エアインディアから飛び立って墜落してしまった飛行機「ボーイング787型機」の
安全性や過去の事故についても調査してみました。
みなさん一緒にみていきましょう。
インド・エアインディア航空とは?
NHKのニュースサイトによると、インドのエアインディア航空はインドで最初の航空会社として1932年に設立されました。
定期的に運行されている就航地は世界各国97都市で保有している航空機は127機です。
エアインディア航空は、90年以上の歴史がある航空会社で、日本では70年以上という長い歴史をもつ日本航空(JAL)よりも歴史があるのですね。
ちなみに、JALの就航地は199路線で保有している航空機は144機とエアインディア航空よりも多いです。
日本とも、1955年より運行便が行き来しており、現在は羽田空港⇔ニューデリー(インドの首都)間を定期的に運行しています。
エアインディア飛行機墜落の原因とは?
エア・インディア機墜落で唯一の生存者、エコノミー席の最前列、非常ドア近くの「11A」席が救った命 「離陸30秒後に大きな音と共に墜落した」https://t.co/rdxVuHGxg6 @zakdeskより
— zakⅡ (@zakdesk) June 13, 2025
エアインディア航空の飛行機墜落事故の原因はまだ明らかにされていません。
唯一の生存者であるイギリス人男性によると、「離陸30秒後に大きな音と共に墜落した。すべてのことがあっという間に起きた」と言われています。
いくつかのメディアによると、機長は墜落直前に管制官に緊急事態を知らせていたと報道されています。
これからフライトレコーダーなどのブラックボックスの回収などによって墜落の原因が明らかになるのではないでしょうか。
ボーイング787型機の安全性は?
ボーイング787型機は「ドリームライナー」とも呼ばれているアメリカのボーイング社が開発した長距離用中型機です。
ボーイング787型機のすごいところは、比較的小規模な空港でも離着陸が可能な中型機のよいところはそのままに、長い走行距離を運行できるところです。
これまでにボーイング787型機ではエアインディアのような死亡事故はありませんでしたが、事故やトラブルがあり、安全性に疑問もありました。
・バッテリーからの出火(2013年7月)
・燃料漏れ(2013年)
・潤滑油漏れ(2013年)
・エンジンのタービンブレードの欠陥(2017年1月)
・突如急降下で重傷者1人、負傷者50人、12人病院搬送(2024年3月)
・着陸直前に激しい揺れで客室乗務員4人が負傷うち1人は重傷(2024年3月)
・地上を走行中に翼に接触事故、けが人なし(2025年2月)
安全性が認められているから空を飛べていると信じたいですよね。
日本では事故のおこった12日、全日空、日本航空、ZIPAIR Tokyoに対して、機体やエンジンを確実に点検するよう国土交通省より指示がでています。
ボーイング787型機の過去の事故は?
インドのアーメダバード空港で、エア・インディアのボーイング787-8が離陸直後に墜落しました。
— Aviation Week Network Japan (@AWN_Japan) June 12, 2025
この機体は2014年に引き渡され、Fleet Discoveryのデータによると飛行時間は39,450時間、飛行サイクルは7,400回弱でした。
この事故は787型機として初の死亡事故となります。https://t.co/kAHdtWIzUu
ボーイング787型機は過去に事故を起こしたことがありませんでした。
今回のエアインディア171便の墜落が初めての機体全損・死亡事故となりました。
実はこのボーイング787型機は、日本とも関わりの深い機体で、
アメリカで製造されている機体でありながら、機体の35%は日本の企業が製造に関わっています。
ボーイング787型機は日本でも運行されていて、全日空(ANA)85機、日本航空(JAL)53機と日本の航空会社4社で148機も使われています。
NHKの調査によるとボーイング787機は全世界で1148機運行されているそうです。
そして、エアインディア171便墜落事故の2日前、墜落したボーイング878ー8型機は9日~10日にかけてニューデリー⇒羽田空港、そして羽田⇒ニューデリーと運行していました。
インド・エアインディア飛行機墜落事故についてまとめ
今回、インド・エアインディア飛行機墜落の原因や墜落した機体ボーイング787型機の安全性や過去の事故についても調べてみました。
・インド・エアインディア飛行機墜落の原因はまだ明らかになっていません。
・ボーイング787型機はこれまでに死亡事故などはなかったものの安全性に疑問もあった。
・ボーイング787型機は過去に機体全損・死亡事故を起こしたことはなかった。
今回のエアインディア航空機墜落事故で多くの犠牲となった方々に心よりお悔やみ申し上げます。
早期の原因解明を願うばかりです。
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