芸能界にはお笑いビッグ3と呼ばれる人たちがいるのをご存じでしょうか。
ビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんの3人のことをお笑いビッグ3と呼ぶそうです。
1988年から1999年までは毎年、年末年始にお笑いビッグ3の3人が共演するゴルフをメインとしたバラエティ番組が放送されていて
そこで「ビッグ3」と呼ばれるようになったそうです。
今回、フジテレビの「まつもtoなかい」にビートたけしさんが出演し、
松本さんが「ビッグ3は早く引退して欲しい」と言われています。
もし、ビッグ3が引退するのであれば、代わりとなる後継者は誰になるのか気になり調べてみました。
また、ビートたけしさん、さんまさん、タモリさんのビッグ3が引退しない理由についても調べてみます。
皆さん一緒に見ていきましょう!
お笑いビッグ3の後継者は誰?
「お笑いビッグ3」とはビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんの3人のことです。
2023年現在、お笑いビッグ3に代わる後継者はいないのではと言われていますが、
業界内では、現在タモリさんに最も近いポジションは草彅剛さんとも言われているようです。タモリさんと草彅さんは公私ともに関りが深く仲も良いそうです。
また、タモリさんにはここ最近引退説が多くささやかれており、
タモリさんが務めるレギュラー番組「Mステ」の後継者に「千鳥」さん、
「ブラタモリ」の後継者には「サンドイッチマン」さんの名前が上がっているとも言われています。
後継者の候補と言えば、他にも松本人志さんや中居正広さん、上田さん(クリームシチュー)、内村光良さん、有吉さん、バカリズムさんなど思いつくとは思うのですが、
ビッグ3に代わる後継者なのかどうかと言われると、そうとは言えないのが現状のようです。
ビッグ3のメンバーも後継者について語ることは今のところないようです。
お笑いビッグ3の3人は1988年からビッグ3と呼ばれてきて35年。3人のうち2人はすでに後期高齢者の年齢に達しているにも関わらず、
未だに、お笑い界のトップに君臨し続ける能力・実力というのか、働き続ける凄さというのか人として学ぶところが多いですよね。
3人の年齢や芸歴などもまとめてみました。
年齢(2023年現在) | 芸歴 |
タモリ(78歳) 1945年生まれ | たけし 1972年 |
たけし(76歳) 1947年生まれ | さんま 1974年 |
さんま(68歳) 1955年生まれ | タモリ 1975年 |
ビッグ3のメンバーは年齢ではタモリさんが一番上で、芸歴はたけしさんが一番長いようですね。
さんまさんがたけしさんやタモリさんと接するところを見ると、そんなに年の差を感じないような接し方で、フランクな印象があったのですが、
年齢を比べてみるとさんまさんが結構年下で驚きました。
ビートたけしさんが引退しない理由は?
ビートたけしさんが引退しない理由は”引退”を考えておらず、テレビに必要とされているからなのではないでしょうか。
2014年、ビートたけしさんが67歳の頃、引き際について語っていました。
「俺は引退なんか考えないぞ! いつまでも“イヤなジジイ”として居座ってやる!」
「何年かやったとしてもそれを越す人が出ればいいのであって、われわれの商売でリタイアするかしないかはお客さんが決めること」
「散々今まで支えてもらってお金貯まったらやめるなんておかしいと思う。体のことは仕方ないけど動けるうちは、興行的に成り立たなくなって『あなたはもういらない』と言われるまではやろうと思う。それが自分を支えてくれた方への恩返しになる」
引用元:ORICON NEWS
ビートたけしさんの根本にはこのような強い思いがあるからこそ、長年お笑い界のトップに居続けることができるのだと思います。
そして、76歳となった現在もテレ朝系「ビートたけしのTVタックル」、日テレ系「世界まる見え!テレビ特捜部」、フジテレビ系「奇跡体験!アンビリーバボー」と、
3本ものレギュラー番組を抱えています。
そんなたけしさんも2022年3月(当時75歳)にはTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」のMCを「夜10時からの生放送は体がキツい」と13年半務めた番組を降板したり、
76歳の2023年3月には引退を考えた瞬間などを語ってくれています。
「お茶でヤケドとかな。お茶の温度がわからないんだよ」
「靴の紐を縛ろうとしたら一回転した時は俺、芸能界辞めようと思ったもん」
引用元:アサジョ
気持ちとは裏腹に体が衰えていくのが自分自身で分かってくるのだと思います。
それでも日々、テレビのために努力を続けてこられているのではないでしょうか。2022年に番組のMCを降板した時には、
あとは適当に映画を撮って、自分のやりたいことに力を入れていきたいとも語っていたようなのですが、未だにレギュラー番組を3本も持って活躍し続けている姿は
ただ好きな事だけをやっているようにも見えないし、お金も十分に稼いでいるはずなのでお金のためとも思えないし、
テレビのために、テレビに貢献し続けたいという熱い思いが隠されているのではないかと感じます。
さんまさんが引退しない理由は?
さんまさんが引退しない理由は”今”テレビ界や芸能界に必要とされていると自分自身で感じているから。なのではないでしょうか。
さんまさんは常々「60歳になったら引退をする」と発言してきています。その発言が若手のためなどとも言われていますが、
それは若手のためではなく、自分自身の人気度や今現在のテレビ界からの必要度を知るための発言だったのではないかと思います。
また、60歳ぐらいになると時代の流れにのれなくなっている可能性も考えての発言だったとも考えられます。さんまさんが60歳になった時、芸能界やファンから本当に必要とされていなかった時は、潔く引退していたのでしょう。
”引退”そうならないようにさんまさんは動き続けているのだと思います。
さんまさんが長年お笑いのトップに居続けられる理由は、時代の流行りを常にチェックし、その流れにのることができてるからなのではないでしょうか。
実際に、さんまさんは60歳の時に「いまだに若手芸人や流行のチェックを怠らない人」と周囲に言われ、
65歳の時には、現役で居続ける理由を聞かれると「新しいお笑いを見つけようと探している」と言われています。
こんなにお笑いに対して向上心のある人がいるのでしょうか。自分自身が60歳65歳の時にさんまさんのように向上心を持って生きているなんて想像もできません。
年齢を重ねても頭が柔らかく、常に新しい情報をチェックしている姿勢に尊敬してしまいます。
60歳を過ぎてからのさんまさんの発言を並べてみても、常に時代の流れを意識していて、自分が必要とされているかを意識している様子が伺えます。
2020年6月(当時64歳)日テレ系「行列のできる法律相談所」内で
65歳を迎える7月1日の誕生日をメドに、引退を考えていたと語り、スタジオが騒然とする展開となった。
引用元:テレビジョン
2020年7月(当時65歳)「さんまのお笑い向上委員会」内で
もし身体が弱ってきて引退するときがくれば、最後の収録で「CGでボンッて煙を出して消してほしい」とさんまは希望。引退後は今田らを招いて老人ホームを作ると熱弁した。
引用元:Sirabeeエンタメ
2022年5月(当時67歳)
「実は、60歳で引退しようと思っていました。バラエティー見て、劇場行って、ゆっくり笑おうと。でも、爆笑問題の太田光に『格好良すぎる。落ちてく姿を見せてくれ』と言われ。じゃあ、落ちていくとこ見せるから続けようと。まだ笑わしたいという方が強いし、笑いを見る側で楽しむのは一生無理かな。今のテレビの状況を考えると、一番の夢は現状維持。現状維持ってすごく難しいんですよ。夢を追いかけるのは簡単なんやけどもね」
引用元:読売新聞オンライン
2023年1月(当時68歳)TBS系「週刊さんまとマツコ」内で
「人気がどうこうより、1人でも俺を応援してくれる人がいる限り辞めるのは失礼だろ?ということで今も頑張らしていただいてる。若手のことは考えていない。俺はファンのことを考えている」と芸人を続ける理由を語っていた。
引用元:サンスポ
2023年6月(当時68歳)ラジオ放送内で
「いつまでできることか分からんけども仕事がある限りね。応援していただく人がいる限り、やらなくちゃいけないんだろうなと思ってますけど」
「自分で限界を感じたらすぐ引退するようにはしますけども」
「懐が深いたけしさんとか所さんとかタモリさんみたいなことは俺はできないんで。一番引退早いだろうなと思ってますけど」
引用元:毎日新聞
2023年8月(当時68歳)フジテレビ系「ぽかぽか」内で
「引退して、バラエティーを見て思いっきり笑いたい。それが夢。引退したら、こういう番組の客席に座っていたい」
引用元:日刊スポーツ
65歳をすぎてからは毎年自分と向き合って、リアルに引退について考えているのも伝わってきますよね。
今のテレビの状況から、現状維持が夢という発言も常に流行や時代の流れをチェックしている様子が伺えます。
そんなさんまさんは現在もレギュラー番組5本(「踊る!さんま御殿!!」「週刊さんまとマツコ」「痛快!明石家電視台」「ホンマでっか!?TV」「さんまのお笑い向上委員会」)も持っていて、引退の「い」の字も見えてこない程の活躍です。
タモリさんが引退しない理由は?
タモリさんが引退しない理由は、自分の意志ではなくテレビ界に必要とされているから。なのではないでしょうか。
タモリさんはたけしさんやさんまさんとはまた違って、引退しないというよりは引退できないという方が近いのかもしれません。
タモリさんがテレビ業界から信頼されていて、頼りにされている様子も伺えます。
「タモリさんと付き合った人なら誰でも同じことを言うでしょうが、彼には欲というものが一切ない。お金についてだけでなく、仕事面もそう。任された仕事はきっちりやってくれるものの、自分を売り込むようなことは決してしない。自分から番組を続けたいとか降りたいとかも言わない」
引用元:Livedoor News
2023年3月に惜しまれつつも終了した番組「タモリ倶楽部」は40年半も続いた番組でしたが、放送終了に至った理由はタモリさんの強い意思だと言われています。
大きな理由はタモリさんの体力面なんだそうですが、この時タモリさんは77歳。長年頑張ってくれたと思います。
タモリさんは71歳の頃から公の場で「俺もそろそろいいだろう。もう疲れたよ…」なんて発言もあったようで、引退したくてもできない感じがありますよね。
また、タモリさんは「一番の趣味は妻」と言うほどの愛妻家で、奥様の体調もあまり良いとは言えないそうです。自分自身の体力や奥様が元気なうちに2人の時間を過ごしたいという思いもあるのかもしれません。
そんなタモリさんは人気のレギュラー番組を2本(NHK「ブラタモリ」テレ朝「ミュージックステーション」)も抱えています。
それこそ後継者が見つからない限りタモリさんの引退は難しいのではないでしょうか。
タモリさんにも残りの人生を自由に楽しんでもらいたい気持ちもあるのですが、テレビでタモリさんを見れなくなるのはあまりにも寂しいですね。
お笑いビッグ3についてのまとめ
今回、お笑いビッグ3のたけしさん、さんまさん、タモリさんの後継者は誰なのか、また、お笑いビッグ3のメンバーが引退しない理由についても調べてみました。
2023年現在、お笑いビッグ3に代わる後継者はいないのではと言われていますが、
一番引退が現実的なタモリさんの後継者には草彅剛さん、千鳥、サンドイッチマンの名前もあがっているようです。
ビートたけしさんが引退しない理由は”引退”を考えておらず、テレビに必要とされているから。
さんまさんが引退しない理由は”今”テレビ界や芸能界に必要とされていると自分自身で感じているから。
タモリさんが引退しない理由は自分の意志ではなくテレビ界に必要とされているから。でした。
お笑いビッグ3の3人にはこれからも健康で元気な姿をいつもテレビで見せて欲しいと願ってしまいます。応援しています!
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