2024年5月8日の「笑ってコラえて」に公立高校初のマンガ学科が創設された熊本県立高森高校が登場します。
熊本県と言えば、かの「ONE PIECE」(ワンピース)の作者・尾田栄一郎さんの出身地でもあり、
熊本県は漫画とは切っても切れない関係ですよね。
とはいっても、マンガ学科がなぜ熊本県立高森高校に設置されたのか知らなくて、
気になったので調べてみました。
また、高森高校の場所やマンガ学科を卒業した後の就職先なども調べてみます。
皆さん一緒に見ていきましょう!
マンガ学科はなぜ高森高校に設置された?
マンガ学科が新設されたのは人口6,002人(2023年3月現在)の町の過疎化が進んでいる熊本県南阿蘇地区の高森町でした。
東京などの都会ではなく、なぜ熊本県の昔ながらの高森高校に新設されたのか理由が気になって調べてみました。
・高森高校は定員割れが続いている状況で、廃校が懸念されている状態だったので生徒を集めるためにマンガ専門の学科をつくりたいと考えていたから
・マンガ学科のプロジェクトに関わっている漫画出版社㈱コアミックスの社長・堀江信彦さんが熊本出身で熊本の経済界や行政に幼馴染や同級生が多く縁があったから
・高森町の草村大成町長が、漫画クリエイターの育成・交流をはじめとしたエンタメ業界の人材育成拠点を形成することで地域振興を目標とする「エンタメ業界と連携したまちづくり事業」を進めていたから
同じ目的や似たような志をもった、企業、県、町、学校が一体となってマンガ学科が新設されていたことに凄いと思ってしまいました。
熊本県立高森高校は、定員割れが続いている。
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) September 6, 2022
県外からも生徒を呼び込もうと、2021年に熊本県と高森町、高森高校、そして町内に第2本社を構える出版社「コアミックス」が協定を結んだ。
4者が協力して、高校で漫画を専門に学ぶ全国初の「#マンガ学科」が2023年に誕生する。https://t.co/uLok3rjjLa pic.twitter.com/7S4r1UqLla
2021年に熊本県教育委員会、高森町、高森高校、コアミックスによる4者協定が結ばれて、そこからわずか1年でマンガ学科が実現することになったのは凄いですよね。
4者協定を結んでマンガ学科の新設に取り組むことで早く実現したのだと思います。
どんなことでも、プロジェクトを立ち上げて実現させるにはたくさんの人や機関が関わってやっと出来上がるわけですが、
中々、関係部署が思い通りに進まないことなども多く、協力的とも限りません。
それぞれの立場に立てば、メリットもデメリットになりうることもあるし、困難を乗り越えて成功に近づくことは多々あると思います。
今回の場合、関係各所が協力的で行動力もあり早いスピードで実現していったのだと思います。
日本の企業や、地方自治体がにとって良いモデルケースになっていると思いました。
マンガ学科のある高森高校の場所はどこ?
高森高校がある場所は
〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町高森1557
マンガ学科卒業後の就職先は?
令和5年度、マンガ学科に入学した生徒は40名で、男子5名女子35名でした。
マンガ学科の生徒は令和5年に入学した生徒が第1期生のため、マンガ学科の生徒が初めて卒業するのが令和8年になります。
これから就職先など明らかになってくると思われますが、
「漫画家を目指したい」、「漫画を活かしたい」、「将来クリエイティブな仕事がしたい」、漫画家や編集者など業界で働きたいという志を持って
入学している生徒たちがいるようです。
マンガ学科を卒業後は、もっと学びたいという人は大学や専門学校に入学して、
マンガやエンタメ業界について学ぶ人もいるかもしれないし、
在学中からプロの漫画家に!と講師の方も言われていますので、プロの漫画家としてデビューする人もいれば、
出版社などに就職して漫画や漫画家さんに関わって仕事をしていく人もいるかもしれないですね。
これまでの高森高校の就職先としては、大学や専門学校に進学する人の割合が多いようです。
マンガ学科についてまとめ
今回、漫画(マンガ)学科はなぜ熊本県立高森高校に設立されたのか?高森高校の場所はどこなのか?就職先についても調べてみました!
・マンが学科が高森高校に新設された理由は企業、県、町、学校が一体となってエンタメ(漫画)事業で町の活性化に取り組んできたからでした。
・高森高校の場所は人口6,002人(2023年3月現在)の町の過疎化が進んでいる熊本県南阿蘇地区の高森町
・就職先は、大学専門学校、プロの漫画家、出版社など
これからもマンガ学科や高森町の取り組みから目が離せないですね!応援しています!
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